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宙の淵

宙の淵 / fla-foa

私は元々女性ヴォーカル好きだ。ビョークもアラニス・モリセットもリリー・アレンも宇多田ヒカルも美空ひばりも、ついでにアヴリル・ラヴィーンだって嫌いじゃなかったりする(...)。そんな中でも、三上ちさこだけはちょっと特別扱いなのだ。

なんでかっていうと、「ロック・シンガー」だから。いや、パンクですらあるのかも知れない。

フィメール・パンクシンガーってーと思い浮かぶパティ・スミスみたいに渋み・重みがあるわけじゃなし、だからってビキニ・キルとかL7とかああいういかにもパンク筋って感じでもない。むしろそのトンガリ具合は自らに向かい、痛々しい。

そういう意味では、彼女はカート・コバーンに似ているのか。カートのヤケクソの絶叫も「攻撃型」というより、その痛々しさが逆説的に聴き手にダメージを与えてるような「破滅型」だった。まさにそんなイメージだ。

ほぼ全曲の作詞・作曲は三上。今から思えば、彼女のワンマンバンド的性格が強かったのだろう。結構綺麗な容姿の紅一点ということもあり、ジャケも三上を押し出したものだが、音楽的にもたしかに全編に渡って歌が突出している。その個性はアルビニがプロデュースを買って出るくらい。そのアルビニ・ミックスのトラックは、三上の幼少期に起きた「兄の死」がテーマ。ていうかむしろ全編に渡ってそれを昇華させたのがこのアルバムとも言えるだろう。

この作品の痛々しさは確かにテーマによるところが大きいが、しかし以後の作品にも全くそれがないわけじゃない。この破滅っぽさはやっぱり三上の人間性によるもので、その殺傷力―鋭くはないが、高い―こそが彼女の様式である。聴く際には相応のエネルギーが必要だが、それが社会と相克するダメ人間の心を惹きつけて止まないのだと思う。それはやはりパンクと通底するのだ。

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テーマ : 日本のロック

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