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13 Leaves

いよいよ出るか!と発売日にツタヤへ急ぐも、あまりに三上ちさこ(Vo.)を押し出したジャケに引いたことをよく覚えている。ちょっと恥ずかしい気がしつつも意を決してレジへ運んだこの作品が結果的に彼等の最後のアルバムとなった。

当時はBDBとかレンチがハードコア出身、インディーズサウンドの枠を突き破って変化し始めるなど、ミクスチャー・サウンドがクラブ・カルチャーとクロスオーヴァーし流行っていた時期・・・だったような。その辺を意識したハイブリッド・サウンド、と言えなくもない。内容的にもストレートなラブソングが増え、新境地の開拓を目指したのだろう。

確かに三上の声は少々柔らかくなった。でも人間性まではそう簡単に変わるもんじゃない、というのを歌詞が示している。いや正確には歌詞そのものではなくて、その”行間”か。なんというか、「無理してる」感じを受けるのだ。

1stで示されたヴィジョンは、とにかく三上の自らの内面を抉るような強烈さだった。それを個性とするなら、他の3人は確かに無個性に近い。ただ一般的に言えば個性はプレイヤーとしての力量の向上とともに現れるものであり、器楽隊3名にとってこの作品がそのプロセスであったろうことは疑いようがない。むしろ「バンド」である以上、何かにつけクローズアップされる三上の強烈さに比肩しうるプレイヤーになりたい、ならなければ、という焦燥が各々にあったのではないか。多分、多くの楽曲プロデュースを担当した根岸孝宗からも一定の要求を受けていただろうし。

だが如何せん、三上はあまりに個性的だった。他の3人が目指した方向と自分らしさとの相克が「無理」となって表れているのではないか。それを端的に示すのが「Light Of Sorrow」。唐突に出てくる『食べてしまおう』という言葉は、確かにショッキングで耳を惹くけれど・・・必然性がちょっとねぇ。人間椅子と比較したって不自然。曲や歌自体はかなり好きなのに残念なのである。

まぁくどくど書き連ねてきたけど、嫌いじゃないんだよ決して。でも金は掛かってる割にとってつけたようなアートワークと言い、Jポップフィールド狙いすぎな衣装、三上の容姿をアイドル的に使ってることと言い、音楽性との乖離も甚だしく、イメージ戦略は完全に失敗してる。1stのイメージを引き摺るのもどうかとは思うが、もう少し暗い部分を残すべきだったな。これをファンが対象化できるまでには相当の時間が必要だった――かく言う私も例外でなく。

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テーマ : 日本のロック

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